熊本市発毛・育毛

2016年06月7日

毛周期の3段階

毛周期には3つの段階があります。

 髪がぐんぐん成長する『成長期』

 髪の成長が減速する『退行期』

 髪が抜けるのを待っている『休止期』

 

この3つです。

それぞれについて細かく見ていきましょう。

 

『成長期』

 期間は2~6年
 毛母細胞が盛んに分裂する時期
 髪の毛全体の約90%が成長期

この成長期には毛母細胞が元気に分裂を繰り返して、髪の毛を上へ上へ押し上げています。この期間に髪は太く長く育つわけです。
髪の毛の青春時代って感じですね。
毛髪全体の約9割がこの成長期にあります。

 

『退行期』

 期間は2週間程度
 急激に毛母細胞の分裂が少なくなる
 色素細胞の活動も弱まる

成長期の次にやってくるのが、退行期です。この期間に入ると一気に髪の成長が鈍ります。
黄昏時って感じです。

 

『休止期』

 期間は3~4ヶ月
 完全に毛母細胞の分裂が止まる
 ここから成長期に戻る時、古い毛が抜ける

髪の毛の一生の終わりがこの休止期。完全に細胞分裂が止まって髪の毛は伸びなくなります。
この期間に次の新しい毛を生やすための準備が行われています。夜明け前って感じです。
この休止期が終わるとまた成長期に入るんですが、そのときに古い毛は抜け落ちてしまいます。

 

ヘアサイクルは1本1本異なる

人間じゃなくても犬や猫も同じように毛の生え変わりにサイクルがあります。

例えば、猫なんかは5月~6月に一気に毛が抜けますよね?

僕も猫を飼っているんですが、この時期は本当に掃除が大変です(笑)

猫の場合はこの時期に多くの毛が一気に休止期に入るから大量に抜け毛が発生するのです。

 

しかし、人間の場合それぞれの毛ごとに毛周期が異なります。

なので猫のように一気に抜けることはありません。

だいたい1年を通して全体の10%程度が休止期あるいは退行期にあります。

 

ただ、人によっては抜け毛にも季節性があって、夏や秋は抜け毛が増えやすい人もいるようです。

これは紫外線の影響だという説もありますが、僕はまだ人間が犬や猫に近かった頃の遺伝子が残っているのではないかと疑っています(笑)

 

髪の毛は無限に伸び続けるわけではない

ちなみに、成長期に髪の毛は平均で1日0.3mmずつ伸びます。

小さい頃は「髪の毛は切らなければ永遠に伸び続けるんだ」と思っていましたが、実は成長期が永遠に続くわけではないので、いずれは抜けます。

なので、せいぜい1メートルまでしか伸びません。

考えてみると、どんなに髪が長い人でも腰くらいまでですよね(^_^;)

 

AGA(男性型脱毛症)では成長期が短くなる

AGAの人の髪の毛はDHTの影響で成長期が短くなってしまっています。

通常2~6年続くはずの成長期が数ヶ月~1年くらいになってしまうんですね。

こうなると、髪の毛が十分に成長しきる前に抜けてしまうので、頭髪が薄くなってきます。

 

1日50本~100本の抜け毛は普通

この毛周期のことを考えると1日50本から100本の抜け毛があるのは当たり前のことだとわかります。

全体の約10%は休止期でいつ抜けてもおかしくない状態にあるわけですからね。

抜け毛を発見しただけで、ハゲるんじゃないかと心配する人もいますが、100本くらいは抜けることは髪の毛が正常な状態でも十分にありえることなんです。

 

じゃあ、どういう抜け方が危険なんだ!?ってことになりますが、これについてははAGAセルフチェックで解説していますので、参考にしてみてください。